沖縄県内の教員94人不足 9月当初、休職者相次ぐ 臨任配置も補充できず


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
イメージ写真

 沖縄県内の公立小中学校、県立高校、特別支援学校で教員の補充ができず、9月当初で94人の教員が不足していることが7日、分かった。県議会代表質問で、半嶺満教育長が瑞慶覧功氏(てぃーだ平和ネット)に答えた。今年6月1日時点の未配置は60人で、およそ3カ月で34人増加した。

 学級担任や専門科目担当を含む。不足数は小学校45人、中学校31人、高校12人、特別支援学校6人。6月時点の未配置は小学校21人、中学校26人、高校6人、特別支援学校7人で、特に小学校で24人増えた。

 半嶺教育長は「未配置の状況にある学校では、教頭や他の教員により授業に影響が出ないよう対応している」と述べた。

 一方、県教育委員会の担当者は不足数の増加に「産休・育休、病気による休職など、月を追うごとに新たな休職者が出ている。臨任を配置するが、埋め切れていない」と現状を語った。

(吉田早希)