9日投開票される豊見城市長選は、無所属現職で2期目を目指す山川仁氏(48)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=、無所属新人で前市議の徳元次人氏(41)=自民、公明推薦=の事実上の一騎打ちとなっている。選挙戦終盤の手応えを両陣営の選対本部長に聞いた。
段階的に給食費無償化
―手応えはどうか。
「1期4年間の実績を多くの市民が高く評価しており、確かな手応えを感じている。子どものための政策や公約も市民に理解されている。市民が正しい判断をしてくれると信じている」
―最大の争点は何か。
「給食費の段階的無償化と高校生(18歳)までの医療費無償化だ。今年の2月と6月の定例会で相手候補を含め、野党は反対し、10月の市長選で決着をつけようといった趣旨のことを言っていた。有権者がどちらの主張を選択するのか信を問う選挙だ」
―当選ラインの見立ては。
「4年前の投票率は約53%で、今年9月の知事選が約54%だった。今回の市長選は55%と仮定しており、1万4千票以上を目指す」
―最終盤の取り組みは。
「期日前投票を徹底して進める。その上で、山川候補本人も選挙カーに乗って直接市民に声を届ける。与党議員も随行して、1期4年の実績を市民に訴えていく」
―最後に有権者に訴えたいことは。
「市民の声が反映され、市民本位の山川市政の継続こそが正しい選択であると強く訴えたい。市職員や市民と手を取り合い、さらなる市民サービスの向上に全身全霊をささげる覚悟だ。玉城デニー知事と連携して市政の発展に取り組む」