桜井が優勝、川満は15位、仲村は25位 大健闘のアマ仲村「広い視野のプロに」 ゴルフ・かねひで美やらびOP


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 JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)のステップアップツアー、かねひで美やらびオープン(主催・JLPGA、共催・金秀グループ、かねひで美やらび実行委員会)最終日は8日、名護市のかねひで喜瀬カントリークラブ(6543ヤード、パー72)で決勝ラウンドが行われた。首位スタートの桜井心那がイーブンで回り、通算10アンダーの206で優勝した。

 3打差の2位は西山ゆかり。県勢最高は1オーバーで通算217、15位の川満陽香理。アマチュアの仲村梓(沖縄東中3年)は3オーバーで25位に入った。賞金総額は2000万円、優勝賞金は360万円。大会は有観客で開催された。


 

最終18番、プレーを終えてほっとした表情を見せる仲村梓=8日、名護市のかねひで喜瀬CC(大城三太撮影)

 アマチュアの仲村梓(沖縄東中3年)は大健闘の25位だった。最終18番でパーパットを沈めた後は、ほっとした表情を見せた。プロの大会に出場するのは初めてで、「アイアンの距離感がまだ足りない」と精度の違いに課題を見つけたようだった。

 それでも平均飛距離240ヤードというドライバーを持ち味に、プロにもひるむことなく堂々とプレーした。「大会に出るのが楽しく、もっと練習してまたプロの大会に出たい」とはつらつとした表情だった。

 この日は1、6番で連続バーディーといい流れでプレーしたが、7、9、12番とボギーが並んだ。「ピンの位置が難しく、この3ホールは3パットだった」と苦しめられた。それでも1オーバーにとどめて、貴重な経験を積んだ。

 高校は名護市のエナジックスポーツ高等学院へ進学する。将来はプロを目指し、「とことん大好きなゴルフをやりにいく。気配りができて、広い視野で周りを見ることができるプロになりたい」と熱いまなざしを向けた。

(大城三太)