「私の不徳の致すところだ」。9日に投開票された豊見城市長選で、午後10時過ぎに相手候補の当選確実が報じられると、現職の山川仁さんは支援者らに深々と頭を下げた。
1期4年の実績を強調し、給食費の段階的無償化や高校生(18歳)までの医療費窓口無償化など子ども政策の拡充を訴えたが、支持は広がらなかった。「政策の訴えの広がりが不十分だったのかな」と敗因を分析する。「さまざまな市民サービスなどを提供できたと自信を持って市民に伝えられるが、市民の判断は違う候補者の結果となった」と受け止めた。
当選した徳元次人さんには「子ども支援に幅広く努めてほしい」と望んだ。
(照屋大哲、比嘉璃子)