沖縄地方は11日、大陸からの冷たい空気が南下している影響で北風が吹き、気温が下がった。国頭村奥で平年より1.9度低い19.9度を観測するなど、沖縄本島は観測地点10カ所中9カ所で今季最低気温となった。八重山も8カ所中4カ所で今季最低気温を記録した。
この時期に吹く北風は「新北風(ミーニシ)」と呼ばれ、秋の到来を告げるとされる。琉球王国時代の進貢船は、新北風に乗って中国や東南アジアに向かったという。
気象庁の予報によると、12日は平年並みの気温。13日以降は平年より高い日が続く見込み。
(稲福政俊)