泡盛使用した日本酒「冷卸し」、250本を限定販売 より熟成された味わいに 那覇市・OneSpirit


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琉球泡盛を使用する日本酒「SAKE×AWAMORI 冷卸し」をPRする仲里彬さん(中央)、我喜屋悠さん(右)、我喜屋詩織さん=12日、那覇市泉崎の琉球新報社

 酒類を企画販売するOneSpirit(那覇市、仲里彬社長)は15日に、琉球泡盛を使用する日本酒「SAKE×AWAMORI冷卸(ひやおろ)し」を250本限定で販売する。日本酒メーカーの田嶋酒造(福井県)とのコラボ第2段で、より熟成された味わいとなっている。

 福井産の「五百万石」を原料米に大吟醸規格まで精米。日本酒に米焼酎を添加する「柱焼酎」に触発されて、添加するアルコールとして瑞穂酒造(那覇市)の泡盛「尚MIZUHO」を採用している。

 7月に販売後即完売した第1段はイチゴのような風味が特徴だった。第2段の「冷卸し」はひと夏を酒蔵で熟成させることで、熟したイチゴのような風味が醸し出され、まろやかな仕上がりになっているという。

 容量は720ミリリットル、アルコール度数は16度。価格は3630円。瑞穂酒造の敷地内販売所で購入できるほか、OneSpiritのホームページからも予約できる。

 仲里社長は「幅広い層に楽しんでもらえるおいしさだ。今後は通年で商品を展開し、日本酒の文化を沖縄でも浸透させたい」と話した。問い合わせは電話098(953)8994、ホームページはhttps://onespirit.jp/から。

 (小波津智也)