知事「減少の勢い弱まっている」行事前の対策呼び掛け 沖縄コロナ311人感染、40代最多(10月15日朝まとめ)


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 沖縄県は14日、10歳未満から90歳以上の311人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。年代別では40代が68人と最多、続いて10代45人、10歳未満と50代が40人などだった。入院患者は75人。病床使用率は11・3%で圏域別では本島18・4%、宮古9・1%、八重山21・7%だった。  

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 玉城デニー知事は同日、県庁で記者会見を開き、現在の感染状況について「新規感染者は減少しているが、その勢いは弱まっている」と説明した。10月下旬には世界のウチナーンチュ大会など各種イベントが控えているため「参加を予定している方は、ワクチン接種とともに感染予防対策に取り組む必要がある」と述べた。今後、インフルエンザと新型コロナの同時流行が懸念されることにも触れ、医療機関の逼迫(ひっぱく)を回避するため、県民に基本的な感染対策を呼び掛けた。 

(嘉陽拓也)

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