アルベルト城間さんも感動…ペルー県系3世ハルミさんの作品、2023年度の沖縄手帳に エイサーをデザイン


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沖縄手帳に掲載されたペルー県系3世マリアナ・ハルミさんの作品「ウチナーンチュであることを誇りに思う」

 後ろ見開きページに美術作品を掲載することで知られる沖縄手帳は、ペルーのエイサーパレードを描いた県系3世マリアナ・ハルミさん(13)の作品「ウチナーンチュであることを誇りに思う」を2023年度版に掲載した。県内の書店やネット通販で販売している。同作品やアルベルト城間さんの絵画など6作品をセットにしたチャリティーポストカードも販売中だ。

 沖縄手帳社によると、ハルミさんは「エイサーを練習しているうちにウチナーンチュ魂が生まれ、どんどん大きくなっていった」と話しているという。ポストカードの収益金でペルー沖縄県人会子どもエイサーにパーランクーを贈る予定。

 ペルー出身のアルベルトさんは、ハルミさんの作品を見て「僕がペルーにいたときはエイサーはなかった。エイサーはどんどん広がり、ウチナーンチュだけのものではなくなっている。エイサーにはすごいパワーがある」と感動した様子。「世界のウチナーンチュ大会もあるから盛り上げていきたい」と語った。

 沖縄手帳はハンディサイズ1180円、ノートサイズ1550円、マンスリータイプ1320円、ポストカードは6枚セット1100円(いずれも税込み)。(稲福政俊)