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高校女子サッカーの琉球ダイハツカップOFA第33回県選手権大会・兼KYFA第33回九州選手権大会県予選最終日は16日、西原町民陸上競技場で決勝を行い、那覇が2―1でコザを破って初優勝をつかんだ。前半はコザが押し気味に試合を進めたが、0―0で折り返した。後半は那覇が先制するも、コザが追い付き1―1となったが、終了間際に那覇が追加点を決めて勝利を手にした。那覇とコザは九州選手権(11月・長崎)への出場権を得た。
前半は主導権を握られたが、県総体で優勝した女子那覇の強さは健在だった。
試合が動いたのは後半15分、安里美音が守備の裏へパスを通し、受けた比嘉眞子がDFをフェイントでかわし、GKと1対1に。最後は利き足とは逆の左で流し込んだ。比嘉は「直前に互いに目が合い、パスが来ると思っていた」とアイコンタクトでタイミングを合わせた。
24分にコザに追い付かれ、試合は振り出しに。延長突入かと思われた終了直前に勝利を呼び込んだのは玉田美麻だった。ゴール前でボールを受け、「GKが前に出ていたので横に動いて狙った」。GKの頭を越す柔らかいタッチの決勝弾だった。試合を通して、ボランチの比嘉、玉田、その下に位置する安里でトライアングルをつくりながら攻めの起点をつくった。
金城芽依主将は「後半出場の玉城美依がよく動いてくれた。足も速く体力もあって助けられた」と評する。「実力があって頼りになる3年生2人が抜けた大会だったが、優勝できてうれしい」と笑顔を見せた。
玉田は「体幹の強さを鍛えて、1勝はしたい」と九州に向けて飛躍を誓った。
(大城三太)
▽決勝
那覇
2―1(0―0,2―1)
コザ
▽得点者 【那】比嘉眞子、玉田美麻【コ】高江洲凛
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