泡盛5点に沖縄県知事賞 県と沖縄国税事務所が鑑評会


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泡盛鑑評会の審査結果を発表した沖縄国税事務所の渡辺健太郎主任鑑定官(左)と県工芸技術センターの平良直秀所長=27日、県庁

 県と沖縄国税事務所は27日、2022年度の泡盛鑑評会の審査結果を発表した。古酒の部に35酒造所の泡盛61点が出品され、14酒造所の14点が沖縄国税事務所長賞に選ばれた。

 14点の中から、味の滑らかさや古酒香などについて採点し、玉友甕仕込秘蔵古酒(石川酒造場)、古酒龍(金武酒造)、松藤7年(松藤)、大山原2021ブレンド(やんばる酒造)、残波古酒(比嘉酒造)の5点が県知事賞に選ばれた。最も優秀なブレンド担当者に贈られる「泡盛ブレンダー・オブ・ザ・イヤー」には、やんばる酒造の池原文子氏が選ばれた。

 今回の鑑評会ではアルコール度数が45度以上の高濃度泡盛の部が新設され、出品された10酒造所10点のうち、4酒造所の4点が沖縄国税事務所長賞に選ばれた。さらに開催50回を記念した「愛好家による仕次古酒の部」では、個人が出品した24点のうち、8点に認定証が贈られた。

 表彰式は11月1日に那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開かれる。

 そのほか、沖縄国税事務所長賞に選ばれたのは次の通り。

【古酒の部】

▽神泉(上原酒造)
▽古酒忠孝(忠孝酒造)
▽蔵出しまさひろ(まさひろ酒造)
▽春雨(宮里酒造所)
▽請福ビンテージ(請福酒造)
▽海乃邦KOHAKU12年(県酒造協同組合)
▽金丸(伊是名酒造所)
▽千年の響かめ壺貯蔵古酒(今帰仁酒造)
▽北谷長老(北谷長老酒造工場)

【高濃度泡盛の部】

▽KUMESEN(久米仙酒造)
▽和乃貴(忠孝酒造)
▽YAESEN66(八重泉酒造)
▽守禮(神村酒造)