県酒造組合(佐久本学会長)は「泡盛の日」の1日、「琉球泡盛の夕べ」を那覇市の沖縄ハーバービューホテルで開いた。関係者ら約200人が参加し、談笑を交わしながら泡盛の魅力を堪能した。
コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった。佐久本会長や玉城デニー知事らによる鏡開きが行われ、沖縄総合事務局の水本圭祐総務部長が乾杯の音頭を取ると、会場からは大きな拍手が起きた。泡盛の普及などに尽力した人をたたえる「琉球泡盛賞」に関西泡盛同好会の嘉手川重義相談役と元沖縄担当相の宮腰光寛氏が選ばれ、表彰状が贈られた。
主催者を代表し佐久本会長は「琉球泡盛は600年の歴史を誇る日本最古の蒸留酒だ。海外にも戦略的に発信し、世界4大スピリッツの一角に割って入って市場を席巻したい」と意欲を語った。
(小波津智也)