卓球学校対抗 男子は普天間、女子はコザが優勝 県高校新人大会


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 沖縄県高校新人大会は1日、各地で4競技が行われた。卓球の男子学校対抗は普天間が3―2で西原に競り勝ち、8年ぶり16度目の頂点に立った。女子はコザが3―1で宜野湾を下し、4年ぶり10度目の優勝。


悪い流れ 意地で戻す 仲村 比嘉
 

男子団体決勝 普天間―西原 ダブルスで勝利し流れを取り返しチームの逆転勝ちにつなげた普天間の比嘉俊貴(左)と仲村幸大。個人の男子ダブルスと合わせ2冠となった=1日、うるま市石川体育館(謝花史哲撮影)

 男子学校対抗戦決勝。西原を相手に第1、2シングルスを落とし追い込まれた普天間は、個人ダブルスで頂点を取った仲村幸大・比嘉俊貴組が意地の勝利を挙げ、失いかけていた流れを取り返した。比嘉は続く第3シングルスも快勝。第4シングルスは泉陸が接戦を制し、チームに逆転勝利をもたらした。

 誤算は主将の仲村が入った第2シングルス。比嘉と並ぶチーム主力の一角で、確実に白星をつかみたい一戦だったが、フルセットの末に敗北を喫してしまった。

 試合後すぐにダブルスに移った。「負けた分を取り返す」。仲村は落ち込む気はみじんもなかった。勢いづく相手に第1セットを奪取されても攻めの姿勢を崩さなかった。ミスを恐れず2人で攻め続けた。仲間もプレー一つ一つに声援を送り、仲村と比嘉は応えて3セット連取で巻き返した。

 自身の試合を終え応援で声をからした仲村は「頼りになる人がいっぱい」とチーム力に誇らしげ。接戦を制し過去15度の優勝経験がある強豪チームが8年ぶりにトップに返り咲いた。

 比嘉は「うれしい。個人ダブルスも接戦を勝つことができた」と2冠を素直に喜んだ。

 仲村は「1試合も落とさないチームづくりを目指したい」と決意を新たにした。

(謝花史哲)