写真特集・木曳パレード<首里城焼失3年・きょうから正殿復元工事>


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首里城の再建に向けた木曳パレードが10月29日に始まった。約4トンの御材木(おざいもく)(オキナワウラジロガシ)を載せたトレーラーが国頭村から那覇市まで南下したほか、沖縄県内各地で展示された。3日には首里城公園で木遣(きやり)行列が催され、起工式がある。29、30の両日の様子を写真で振り返る。

祈りを込め 材木を運ぶ様子を表現した「国頭サバクイ」を披露する奥間区の住民ら=10月29日、国頭村森林公園(大城直也撮影)
祈りを込め 材木を運ぶ様子を表現した「国頭サバクイ」を披露する奥間区の住民ら=10月29日、国頭村森林公園(大城直也撮影)

タッチ 中継ポイントに展示された御材木を触る人たち=10月29日、浦添市城間のNTT西日本沖縄支店(大城直也撮影)
タッチ 中継ポイントに展示された御材木を触る人たち=10月29日、浦添市城間のNTT西日本沖縄支店(大城直也撮影)

熱視線 国際通りを走る「御材木」を見つめる人たち=10月30日、那覇市牧志(小川昌宏撮影)
熱視線 国際通りを走る「御材木」を見つめる人たち=10月30日、那覇市牧志(小川昌宏撮影)

 首里城正殿の復元工事が3日、本格的に着工される。2019年10月31日の火災で焼失してから3年。県内外を問わず多くの人が首里城に心を寄せ、復興を願ってきた。正殿は26年秋ごろまでに完成が見込まれる一方、首里城内で被災した美術工芸品の修復にはさらに長期間を要するとの見通しがある。1992年の復元時よりも県内の担い手の人材育成が進み、より県民主体の復興となることが期待されている。