ハンド女子 浦添が5年ぶり栄冠 守備からのリズムで逆転 県高校新人大会


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コザ―浦添 24点目のシュートを決める浦添の金城彩佳=3日、県総合運動公園体育館(金良孝矢撮影)

 県高校新人大会は3日、ハンドボール決勝が県総合運動公園体育館で行われた。女子は浦添がコザに28―24で勝利し5年ぶり10度目の栄冠をつかんだ。

 各大会の決勝で負けが続いていた因縁の相手コザに、浦添がついに勝利した。前半は序盤にリードされるも守備からリズムをつくり逆転に成功。後半も勢いを保ち逃げ切った。優勝旗を受け取ったメンバーに笑顔がはじけ、5年ぶりの栄冠に浸った。

 登録メンバーは2年生が4人で1年生が10人。まだまだ「荒削りのチーム」(神谷綱史監督)だが、負けん気の強さがある。9月の選手権大会は決勝でコザに19―32の大差で敗れた。その悔しさを胸に、パスやシュートなどの基本練習を徹底してきた。

 この日はGK仲西涼夏(1年)の好セーブなどから流れをつかんだ。シーソーゲームとなるも比嘉菜々美主将(2年)らがしぶとく加点し、前半を14―12で折り返す。後半も堅守で集中力を保ち、要所で金城彩佳(1年)らがシュートを決めてリードを守った。

 チームを引っ張ってきた比嘉は「やってきた練習は間違っていなかった」と胸を張った。神谷監督は「けが人が2人いる中、残ったメンバーでよく頑張ってくれた」とたたえた。

 チームの目標は日本一。この日の勝利を自信に変えて、さらなる高みを見据える。
 (金良孝矢)

5年ぶり10度目の優勝を果たした浦添女子=3日、県総合運動公園体育館

 

【女子】
▽3位決定戦
那覇西
 37―27(17―12,20―15)
首 里

▽決勝
浦 添
 28―24(14―12,14―12)
コ ザ