「ピアノの詩人」ドイツのピアニスト、キルシュネライトさんコンサート ブラームス、ベートーベン…繊細に奏で 琉球新報ホール


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ブラームスやベートーベンの作品を表情豊かに奏で、観客を魅了したマティアス・キルシュネライトさん=3日夜、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 ドイツを代表するピアニスト・マティアス・キルシュネライトさんのピアノコンサート(主催・琉球フィルハーモニック、共催・琉球新報社)が3日、沖縄県那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。「プレミアムクラシックコンサート」シリーズの一環。「ピアノの詩人」と評されるマティアスさんはブラームスとベートーベンの名曲を繊細豊かに奏で、曲目の解説などでも魅了した。

 バイオリニストの高橋和貴さん、ホルン奏者の下田太郎さんと共演でブラームスの「ホルン三重奏曲変ホ長調作品40」を演奏し、観客から盛大な拍手が送られた。姉妹で訪れた森田美恵子さん(58)=八重瀬町=と、大西智恵美さん(68)=那覇市=は「ベートーベンの『悲愴(ひそう)』は憑依(ひょうい)しているような演奏だった。日頃の疲れが吹っ飛んだ」と笑顔で話した。