【東京】上京中の玉城デニー知事は8日、岡田直樹沖縄担当相らと面会し、2023年度の沖縄関係予算の確保などについて要望した。玉城知事によると、岡田氏は「必要な事業を進めるための予算について財務当局としっかり折衝を行いたい」と述べたという。
要望には県市長会副会長の松本哲治浦添市長、県町村会会長の宮里哲座間味村長が同行し、自民党税制調査会の宮沢洋一会長らとも面会した。
玉城知事らは、減額が続く一括交付金の増額などを求める沖縄関係予算に関する要請のほか、沖縄自動車道の割引制度の継続支援要求などを盛り込んだ要請書を岡田氏に提出した。
玉城知事は一括交付金について、防災・減災、国土強靱化に関わる予算対象とすることを盛り込んだ点を踏まえ、「沖縄の条件不利性を解消する意味でも必要で、市町村にとっても非常に重要な予算だ」と強調した。 (安里洋輔)