ロッテ大嶺投手、地元・石垣島で引退試合 来月30日 八重山商工高出身、沖縄離島勢初の甲子園出場も


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ロッテ在籍時の大嶺祐太さん=2020年、石垣市中央運動公園第二野球場

 【石垣】八重山商工高校(石垣市)を県内離島勢初となる甲子園出場に導き、プロ野球の千葉ロッテマリーンズなどで投手として活躍した大嶺祐太さん(34)の引退試合が、12月30日に市中央運動公園野球場で開催されることが9日、分かった。大嶺さんが自身のインスタグラムで発表した。

 大嶺さんは八重山商工高でエースとして活躍。2006年のセンバツでは、チームの初の甲子園出場に大きく貢献した。続く夏の甲子園にも出場し、地元、石垣島を大きく沸かせた。

 同年秋のドラフト会議でロッテに1巡目指名され、07年に入団すると、15年には8勝をマークするなど活躍した。昨シーズンのオフに中日ドラゴンズに移籍したものの、今季は1軍登板がなく、10月に現役引退を表明している。

 引退試合は、八重山商工高の甲子園メンバーだった下里斉さん(33)ら同高のOBが企画した。高校時代に県内でライバル校としてしのぎを削った、浦添商業高校の当時のメンバーらとの試合を計画している。大嶺さんはロッテのユニホーム姿で試合に臨むという。
 下里さんは取材に「本人も試合を楽しみにしている。応援してくれた地元の人たちにプロの速い球を見せようと、トレーニングもしているようだ」と話した。 (西銘研志郎)

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