変わるTwitter モバイルプリンスの知っとくto得トーク[283]


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モバイルプリンス

 

先月27日、実業家のイーロン・マスク氏【※1】はSNS大手Twitter社の買収を完了しました。

マスク氏は以前からTwitterを「自由な言論空間の場にする」と宣言しており、さっそく大胆な「改革」を進めています。

多くの社員が解雇されたとの情報も出ており、現在Twitterをめぐってさまざまなうわさが流れています。

 

※1 イーロン・マスク氏 … 電気自動車メーカー「テスラ」や宇宙開発企業「スペースX」などの会社を手がける話題の実業家です。斬新な製品、サービスを提供する一方で過激な発言も多く、マスク氏がTwitter社を買収することで悪い方向に変わることを心配する人も増えています。

 

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Twitterではこれまで、有名人や政治家などが「なりすましではなく本人である」という証明として付ける「認証バッジ」の機能がありました。バッジが付いていれば信頼できるという証しです。

しかし、マスク氏がTwitterを買収した後「月額8ドルを払うユーザーに対して認証バッジを付ける」とルールを変え、お金で「信頼」を買うことができるようになったのです。

早速、お金を払って認証バッジを取得し、著名人になりすますアカウントも出てきました。

 

イラスト・小谷茶(コタニティー)

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企業の買収などにより、SNS・Webサービスの内容が大きく変化することは珍しくありません。

少し前に「無制限でデータをネットにたくさん保存できますよ」というクラウドサービスがありましたが、経営方針の変更で無制限が廃止され、期日までにデータをダウンロードしないと削除されるという事態になりました。

ヘビーユーザーの人たちはあわてて複数のハードディスクを購入し対策に追われていました。

良くも悪くも「変化し続けるもの」だと割り切って、急な変更の際には自分はどうするのかの判断が大事になってきますね。

 

【プロフィル】

 モバイルプリンス / 島袋コウ 1987年、沖縄市出身。お笑い芸人・携帯電話ショップ勤務の経験を生かし、スマホ・ネット活用の方法を楽しく、わかりやすく伝える。2020年、本連載をまとめた著書「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」を出版

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