ビアフィールド2連覇 オリオンスーパーベースボール ゼネラルくすぶるずを1-0で破る


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 草野球沖縄一を決める第27回オリオンスーパーベースボール2022中央大会(ラジオ沖縄主催、琉球新報社共催、オリオンビール特別協賛、スポーツDEPO協賛)最終日は19日、浦添市のANAボールパーク浦添でカテゴリー別の決勝を行った。チャンピオンカテゴリーは、ビアフィールドが沖縄ゼネラルくすぶるずを1―0の僅差で破って2連覇を果たした。シニアカテゴリーは、初出場の沖縄ゼネラルくすぶるず35がめいわ総建を3―2で下して初優勝した。大会では、元プロ野球選手の平良幸一さんらによる学童野球チームへの野球教室も行われた。


新里、宮城 無失点継投 虎の子1点守り抜く
 

ビアフィールド―沖縄ゼネラル 2番手で登板し、好投したビアフィールドの宮城清主=19日、ANAボールパーク浦添(又吉康秀撮影)

 ビアフィールドは二回に奪った虎の子の1点を守り抜き2連覇を果たした。先発の新里武臣と2番手の宮城清主(きよかず)の継投で無失点に抑え込んだ。

 昨年決勝と同カード。同級生がいたり、共にプレーした経験があったりと互いに知り尽くした同士。捕手としてリードし、決勝点につながる内野ゴロを放ちMVPに選ばれた新垣洸二主将兼監督は、相手の裏をかく「打たれない配球」を心がけたという。

 新里は立ち上がりに力み、先頭に四球を与えるなどし1死一、三塁のピンチを招く。しかし、気を落ち着けて「一段階ギアを上げた」。中軸との対戦はコースを攻め、三振やゴロに仕留めた。二、三回は三者凡退で流れを渡さなかった。

 四回からマウンドに上がった宮城の見せ場は五回だった。失策や四球、安打で2死満塁となり、打席は当たりのある右打者。3球で追い込むも、ファウルで粘られる。だが9球目の内角シュートで遊ゴロに打ち取った。絶体絶命の場面を切り抜け、グラブをたたいて喜びを表した。

 創部して3年目だが、「まだ伸びしろがある」(宮城)チーム。各メンバーとも「来年は3連覇したい」と頼もしかった。

(金良孝矢)