「輸送と訓練を分けて考えている」知念那覇市長、那覇軍港を巡る見解の再検討で防衛省に伝える


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井野俊郎防衛副大臣との面談後、取材に応じる知念覚那覇市長=22日、防衛省

 【東京】16日に就任した知念覚那覇市長は21、22の両日、就任あいさつで東京都内の関係省庁や県選出の与野党国会議員の事務所などを回った。知念氏によると、22日は防衛省で深澤雅貴地方協力局長と面談。米軍機の離着陸が那覇港湾施設(那覇軍港)の現有機能に含まれないとしてきた市の見解を再検討する方針に触れ「輸送と訓練を分けて考えている」と伝えたという。

 今後、改めて疑問点をまとめて沖縄防衛局に質問すると説明した。

 防衛省では井野俊郎防衛副大臣とも面談した。21日は岡田直樹沖縄担当相と面談し、沖縄振興の方向性や沖縄関係予算について意見を交わした。22日には外務省も訪問した。 (安里洋輔、明真南斗)