ごみ問題やバスの利便性、中学生が自分の言葉で質問 久米島で子ども議会


社会
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久米島町子ども議会に参加した生徒と、各担当課長ら=2日、久米島町議会議場

 【久米島】久米島町子ども議会(沖縄県久米島町、町議会、町教育委員会主催)が2日、久米島町議会議場で開かれた。

 久米島西中学校と球美中学校から選ばれた14人の中学生議員が、日常生活で感じる島の課題について自らの言葉で質問した。中学生は議会の仕組みなどを学び、町政への関心を高めた。町からは、桃原秀雄町長をはじめ各担当課長が出席した。

 中学生議員は、プラスチック削減や町営バスの利便性、中学校のクーラー設置など、大人顔負けの質問をぶつけた。

 中学生議員の1人は「久米島の特産品は高価で、島民が気軽に買って食べる機会が少ないと思う。車エビや海ブドウなど特産品を学校給食に取り入れたり、島民に安く提供したりすることで多くの島民に知ってもらえると思うが、今後そのような計画はあるか」と質問した。

 これに対し町商工観光課長は「町では島外での物産展の開催や離島フェアなどの物産展に参加している。また、毎年12月には産業まつりを開催し特産品などの紹介や販売を行っている」と答弁した。

 久米島町では12月4日に久米島ホタルドームで第21回久米島町産業まつりが開催される。

(江口翔太通信員)