もとぶ牧場が肉牛の部で1等に 10月の全国和牛能力共進会


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全国和牛能力共進会に出品したもとぶ牧場のリブロース(左)とサーロイン

 もとぶ牧場(沖縄県本部町、坂口泰司社長)は22日、10月にあった「全国和牛能力共進会鹿児島大会」の結果を報告した。脂肪の質を評価する肉牛の部に出品し、優等1~13席に次ぐ1等だった。

 もとぶ牧場が出品したのは、同じ種牛から生まれた3頭を審査し、脂肪の質を評価する肉牛の部第7区。審査では霜降りや肉の色合いのほか、オレイン酸に代表される口溶けの良さに影響する「MUFA(ムーファ、一価不飽和脂肪酸)」の値などが主な基準となる。

 もとぶ牧場ではオリオンビールの工場で出る搾りかすを使った配合飼料を使っており、今後も改良の方法を探る。本村長也場長は「MUFAの向上に取り組んでいく」と見据えた。

(當山幸都)