那覇市議会の新会派・自由民主「市民感覚を重視し行財政改革」 会派・自民党から離脱の5人


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会派の結成を報告した「自由民主」の那覇市議たち=県庁

 沖縄県那覇市議会(定数40)で新会派「自由民主」を結成した市議5人が22日、県庁で会見した。知念覚市長には与党の立場を取るとした上で、「市民感覚を重視した行財政改革による市民生活向上」を理念に掲げると訴えた。

 会派メンバーは粟國彰会長、坂井浩二幹事長、山川典二顧問、外間有里総務会長、比嘉啓登政調会長。10月にそれまで所属していた会派「自民党」から離脱したが、5人とも政党としての自民党には所属し続ける。

 会派自民党を抜けた理由について、坂井氏は「いろんな局面で意見の相違はあったが、それだけではない。共通理念の下で、新しい形で前に進んでいくことも大事だ」と述べた。

 新会派の設立趣意書では「市当局の方針を単に追認したりやみくもに批判したりするのではなく、時には賛同し、時には建設的な議論を通じて変化を求める」と記した。

(伊佐尚記)