沖縄市のバスターミナル構想「これがあったらいいな」街づくりワークショップで市民盛り上がる


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
バスターミナル構想に向け街の活性化について話し合う参加者ら=沖縄市役所

 【沖縄】沖縄市はこのほど、市胡屋地区に予定している「バスターミナル構想」に関し、市民目線で街の活性化について考えてもらうワークショップを開いた=写真。22人が参加し、街の課題や「こうあったらいい」という理想の街について話し合った。

 参加者はバスターミナルを訪れた人の行動をイメージし、「何に乗ってどこに向かうか」を議論。ターミナルからはシェアサイクルや定額タクシーを使い、行き先は沖縄アリーナやこどもの国などが挙がった。「学生でも訪れやすい場所にしたい」「コザの歴史文化が分かる場所にしたい」などの声があった。

 課題として「観光バスで沖縄市に来ても、大型車両の待機場がなく観光時間が少ない」という声も上がった。

 沖縄市は、国直轄事業の国道330号の拡幅工事と連携して胡屋地区で交通結節点の整備を進めたい考え。バスターミナル機能の整備だけでなく、商店街の一部再開発も行うことで、街の活性化も目指す。

(石井恵理菜)