国頭の魅力をカレンダーに 村民から提供されたイチオシ写真で構成 村商工会女性部が制作 12月1日発売


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完成したカレンダーをPRする関係者=28日、国頭村観光協会

 【国頭】国頭村商工会女性部(三露香代子部長)は、世界自然遺産登録を機に「自然豊かな国頭村の魅力を村内外に発信して行こう」という思いから、国頭村の魅力が詰まった「世界自然遺産登録記念カレンダー」を制作した。カレンダーに使用する写真は、国頭村の風光明媚(めいび)な自然や伝統文化、天然記念物など、国頭村らしさを伝える魅力あふれる多様な写真を、女性部員や村民が提供した。愛着のある村民一体となったカレンダーが出来上がった。12月1日から販売される。

 カレンダーは横51センチ、縦36センチサイズの壁掛け式で、行事やイベント、「村を満喫できる場所はココ!」や生き物の交通事故(ロードキル)の「注意標識」表記を地図上に表記した趣向を凝らした作りだ。

 28日には商工会女性部役員、商工会職員が、村内での販売場所である国頭村観光協会の比嘉明男会長を訪問し、カレンダーの報告会を行った。

 12月1日から税込み1500円で販売される。村外ではメイクマン名護店で販売する。

 コロナ禍で村の一大行事であるダンスパーティーが3年間開けず、他の女性部活動やチャリティーもできず、今後の活動について協議を重ねてきた。「ただただ時が過ぎるのを待つだけでは駄目ではないか」という意見が多くあったという。そこでカレンダー制作に至った。

 今回のカレンダー販売収益の一部は国頭中学校の未来を担う子どもたちへ寄付するという。三露部長は「みんなで協力してできたカレンダーを見て、多くの人が国頭村に足を運んで楽しんでもらいたい」と話した。
 (新城高仁通信員)