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女性社長の比率、沖縄は全国トップが続く サービス業中心の産業構造、起業や後継者にも


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県内の女性社長の比率は全国一―。全国の企業の社長に占める女性の比率に関する調査で、帝国データバンクは10年連続、東京商工リサーチは5回連続で沖縄が全国トップとなった。サービス業中心の産業構造などが要因と考えられる。

帝国データバンクが11月に発表した2022年の調査では、全国の株式会社と有限会社、持分会社(合名・合同・合資会社)約119万社を対象に女性社長の比率を算出。沖縄県内の社長数1万2914人のうち女性は1496人で11.6%と徳島県と並んで全国トップに立った。沖縄は13年以降10年連続で全国一となった。

同社の担当者は背景について「沖縄の産業構造が、女性従事者の割合が比較的高いサービス業中心であることが考えられる」と説明する。女性による起業や、同族承継の後継者として女性の起用が多いことも要因として考えられるという。

一方、東京商工リサーチの22年調査では、同社が保有する個人企業を含む約400万社の経営者情報のうち、県内では4万5351社のうち女性社長が9353人で20.6%となり、47都道府県で唯一20%を超えた。2位は東京で16.5%。沖縄の全国トップは、16年以降の調査で5回連続。

同社の調査では、16年分から飲食業許可を得た個人企業のデータを加えたところ、沖縄がトップに躍り出た。同社沖縄支店の担当者は「建設業で女性が社長に就任するケースも沖縄は目立つ」と話した。
(當山幸都)