沖縄の地酒が一堂に 那覇さいおんスクエア あすまで「大人の文化祭」


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泡盛や県産ビールなど沖縄の地酒が一堂に集まった「Enjoy島の酒~紡ぐ大人の文化祭」=2日、那覇市安里のさいおんスクエア

 泡盛や県産ビールなど沖縄の地酒が一堂に集まる「Enjoy島の酒~紡ぐ大人の文化祭」(同実行委員会主催)が2日、那覇市国際通りのてんぶす広場とさいおんスクエアの2会場で開幕した。4日までの3日間、県内の酒造メーカー38社が自慢の逸品を販売している。入場無料。

 新型コロナウイルス感染症の影響で酒類の消費が減少しており、酒造メーカーは大きな影響を受けている。コロナ後を見据えて国内外への県産酒類の販路拡大や消費喚起を図る目的で開催し、アルコール離れの進む若年層にも魅力を伝える取り組みになっている。

 会場ではそれぞれのメーカーが商品を販売しており、キッチンカーなども揃っていることからイートインスペースで飲食を楽しむ観光客らの姿が見られた。

 飲食以外にも沖縄の文化に触れるコーナーを設け、てんぶす那覇では沖縄そばやちんすこうの手作り教室や特産品が販売されている。

 さいおんスクエアでは県内ラジオ3局が日替わりで公開放送し、ミュージシャンによるライブも行われる。

 イベント初日の2日、エフエム沖縄の公開番組に出演した県酒造組合の佐久本学会長は「沖縄の酒を飲み比べして違いや良さを知ってほしい」と呼び掛けた。

 開催時間は午前11時~午後6時。
 (小波津智也)