「泡盛ツーリズム」定着へ 県酒造組合がモニターツアー実施 参加者募集中


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モニターツアーをPRする県酒造組合琉球泡盛ツーリズム推進部会の新里聡さん(左)と同部会総合アドバイザーの石川智康さん=11月25日、那覇市の琉球新報社

 泡盛の魅力を観光資源として生かそうと、県酒造組合などが「泡盛ツーリズム」の定着に向けた取り組みを進めている。12月9日から1月22日まで、酒造所のガイド付き見学と近隣の観光体験を組み合わせ、日帰りタクシーで巡るモニターツアーを実施する。県内全域の12酒造所が参加する。

 那覇エリアのツアーは、市内ホテルまでタクシーが出迎え、同行するガイドの案内により酒造所で製造工程見学や試飲を行う。壺屋やちむん通りへ移動して酒器選びを楽しんだ後、居酒屋などで泡盛と沖縄料理の夕食をとりタクシーがホテルまで送り届ける。

 北部エリアではシークヮーサー収穫後に泡盛カクテルを作るなど、各ツアーに泡盛を複合的に楽しめる工夫がされている。

 本格運用後は国内外からの観光客の利用を見込むが、今回のモニターツアーはホテル等の出発地まで各自で集合すれば、県内在住者も参加できる。観光事業者の参加も可能。

 県酒造組合琉球泡盛ツーリズム推進部会の新里聡さん(国際旅行社企画事業部課長)は「2月にはプロ野球キャンプ観覧の観光客向けモニターツアーも企画している。泡盛ツーリズムを盛り上げたい」と語った。

 モニターツアーの問い合わせ・参加申し込みは国際旅行社098(864)5931。
 (林恭子)