30試合に救援登板して5勝1セーブを挙げ、日本シリーズでは5試合で被安打1、無失点と日本一を引っ張ったオリックスの比嘉幹貴投手は、800万円増の年俸3600万円でサインした。大阪市内で5日、約1時間の交渉を終えて「いろいろと話をしました」と終始渋面で言葉は少なめ。評価されにくい中継ぎのポジションに、「個人として、もうちょっと評価してくださいという話はしました」と厳しい表情だった。
交渉の中での増額については「最初に言われた額よりは、話をして少しだけ増えました」と、粘って800万円を上乗せした。年俸には日本シリーズではなくあくまでレギュラーシーズンの評価が反映されており、査定方法に食い違いの感も。「その話もした。考慮しているということだったので、そうですかと」と淡々。その上で具体的に評価してほしいのは「優勝したこと」だと語った。
「日本一になることができていい1年だったかな」と今季を振り返る。チーム最年長の39歳は7日、誕生日を迎える。40歳で来季を迎えるベテラン変則右腕は「年齢には関係なく、毎年が勝負だと思っている。しっかり準備して臨んでいきたい」と決意を述べた。
(金額は推定)
(共同通信)