「いい年に」門松作りが最盛期 即完売の人気商品 宜野座村の就労支援センターはばたき


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
利用者が作った門松=宜野座村内

 【宜野座】宜野座村就労支援センターはばたき(宮城清人管理者)は恒例の門松作りに取り組み、最盛期を迎えている。同センターは、門松作りを通して障がい者の自立に向けた訓練と支援を行う。竹は天然の真竹を使用。竹の香りに包まれながら、新年の門出を華やかに迎えてほしいと、今年も一生懸命に取り組んでいる。作業工程を細分化し、利用者一人一人に合った作業を考案している。

 管理者の宮城さんは「取り組み当初は、職員も利用者も全くの素人だったが、お客さまの声を反映しながら年々スキルアップしている。今では村役場をはじめ村内全ての公民館に買い求めてもらえるようになり、すぐに完売する。職人(利用者)が心を込めて丁寧に組み上げ、新しい1年を迎えるにふさわしい逸品になっている」と話した。

 売り上げは材料費などを差し引いて、利用者の工賃として支払われる。問い合わせは就労支援センターはばたき、電話098(968)4601。

 (池辺賢児通信員)