舞台や展示に”文化の花” 中文祭きょうまで開催 沖縄・浦添


社会
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県中学校総合文化祭の「復帰50年記念プログラム」で、郷土芸能を披露する読谷中の生徒=10日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホール

 中学生の文化芸術活動の発表の場である、復帰50周年記念第28回沖縄県中学校総合文化祭(県中学校文化連盟主催)が10日、浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開幕した。11日までの2日間、郷土芸能、演劇、吹奏楽などの舞台発表に生徒約670人が出演し、書道、絵画、壁新聞などの作品約2800点の展示発表が行われる。

 10日は24校99人による「安波節」などの歌三線合奏で幕開け。舞台で復帰50周年記念プログラムとして50年の学校生活の移り変わりが映像で紹介され、読谷中の郷土芸能同好会の演舞「泰期~かりゆしの出船」が披露された。また、本島各地の生徒29人で構成する県選抜演劇団が復帰50年の歴史を考える「うむい~ここがふるさと」を上演した。

 NIE(教育に新聞を)の一環で、中学生記者が参加し会場で速報を配布する速報発行が3年ぶりに行われた。初日は読谷中の13人が取材し琉球新報社が協力し約1500部を発行した。参加者、来場者へのコメントを取った生徒は「普段入れない舞台裏にも行って取材するのが楽しかった」、写真を担当した生徒は「本番前の様子や、真剣に見ている人の表情などいろんな場面を撮ることができた」と話していた。

(高良利香)