デンソーが連勝、県出身の知名が攻守に躍動 女子バスケWリーグ沖縄開催


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デンソー―シャンソン 第4Q、ドライブで切り込むシャンソンの知名祐里=11日、宜野湾市立体育館(ジャン松元撮影)

 バスケットボール女子のWリーグ1試合は11日、宜野湾市立体育館で行われ、デンソーが95―64でシャンソン化粧品を圧倒し、沖縄開催連勝を飾った。シャンソンは第1クオーター(Q)、積極的にゴール下に攻め込んで食い下がったが、第2Q以降はデンソーがインサイドで力強さを見せ、効率的に外角シュートも決めて一気に突き放した。

 シャンソンの知名祐里(西原高出)は第4Qから途中出場し、6得点を挙げたほか、スチールやアシストも決めてもり立てた。デンソーの高田真希は「すごくいい雰囲気で楽しかった」と声援にはつらつプレーで応えた。

 デンソーとの第2戦でシャンソン化粧品のPG知名祐里は第4Q途中から出場し、6得点、3アシスト、2スチールと攻守で躍動した。初日は無得点に終わったが、この日は短い出場機会で結果を残し、地元の沖縄開催で成長した姿をプレーで届けた。

 「チャンスをもらった時にはつかみにいこうと思っていた」と積極的にリングに向かった。ゴール下に突っ込みファウルを誘って初得点となるフリースロー2本を決め、さらに切り込んでからのジャンプショットで難しいシュートを沈めた。2人を引きつけた巧みなアシストでも会場を沸かせた。

 2日間を戦い終え「思い入れのある試合になった。会場が背中を押してくれた。今後も沖縄の思いを背負ってやっていきたい」と大きな励みになった。

 1年目はトータル143分の出場だったが、2年目は31分にとどまった。もがきながらも自分の役割を見つめて取り組んでいる。「もう少しプレータイムを伸ばしていい報告ができたらいいなと思っている」。飛躍を誓い、今季も全力で走り抜ける。
 (謝花史哲)


デンソー(12)
 95―64(21―18,25―11,26―11,23―24)
シャンソン化粧品(12)