菅氏「沖縄の負担軽減」強調 グアム州知事と会談へ


この記事を書いた人 金城 美智子
アンダーセン空軍基地を訪れ、米軍の担当者から説明を受ける菅官房長官(左)=30日午前、グアムのアンダーセン空軍基地

 【グアムで池田哲平】米領グアムを訪問中の菅義偉官房長官は30日午前、米太平洋海兵隊のトゥーラン司令官(中将)と会談した。菅氏は「沖縄の米軍基地の負担軽減は安倍政権にとって最重要課題だ。目に見える形で沖縄の負担軽減に向けてお互いに協力ができることを期待したい」と述べ、在沖米海兵隊のグアム移転の推進に期待感を示した。

 これに対しトゥーラン氏は「(グアム移転は)日本政府、日本の方々からの協力がなくてはできなかった」と日本側の協力に感謝した。菅氏はトゥーラン氏との会談後、アンダーセン空軍基地を視察し、岩国基地のCH53Dヘリコプターなどが移転される予定地などを視察した。
 菅氏は午後からグアム州知事と会談する予定で、在沖米海兵隊の揚陸支援機能などを移転する「アプラ港」も視察する。【琉球新報電子版】