浦添市が来年1~3月の学校給食費を無償に 保護者負担分、市議会で補正予算可決


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浦添市役所

 【浦添】浦添市は新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して来年1~3月の3カ月間、学校給食費(保護者負担分)を無償にする。14日の市議会12月定例会本会議で無償化に関する補正予算を可決。

 給食費無償化に関する予算額は1億566万円。浦添市の学校給食費は無償化の対象となっている就学援助世帯などを除き、小学校が月額4200円、中学校が4600円となっている。来年4月以降は、現行の額に戻る予定。

 学校給食を取り巻く環境は現在、ウクライナ情勢や円安などの影響により、食材費が高騰しており、浦添市では6月定例会で、物価高騰分を補填(ほてん)するための補正予算3700万円を可決していた。本会議場で答弁に立った當間五弥指導部長は「児童生徒に必要な栄養価の維持を行いながら保護者の負担増とならないよう努めていく」と語った。
 (吉田健一)