【一問一答】「まずは感染抑える作業をする」通報は死後7日目 鳥インフル疑いで県農林水産部


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<16日朝5時、紙面掲載時点の内容>

 金武町で確認された高病原性鳥インフルエンザの疑い事例に関する、県農林水産部と報道各社とのやりとりは以下の通り。

 ―9日から多数死んで、通報が15日だが、この間相談は一度もなかったのか。

 「関係者との会議を開いて、異常があった場合はすぐ通報するよう注意喚起してきた。今回は残念なことに、今日(15日)初めて通報があった」

 「少し遅いとは感じているが、初動が大事なので、まずは(感染拡大を)抑える作業をする」

 ―簡易検査で陽性だが、この結果が覆る可能性もあるのか。

 「11羽のうち10羽が陽性で、かなりの羽数が死んでいる。高病原性の可能性は高い」

 ―9日以降、この養鶏農場から出荷されている卵もあるのか。

 「確認中だが、卵は毎日出荷するので可能性としては高い」

 ―(予防のための)飼養衛生管理基準は守っていたのか。

 「10月から保健衛生所が回っているが、この農場については確認している」

 ―殺処分に伴い自衛隊への災害派遣要請は。

 「今回の4万5千羽では考えていない」

 ―殺処分の流れは。

 「焼却と埋却がある。現地確認をして、どちらにするか決める」

 ―鶏卵の供給に影響は

 「この規模だと影響はないと考えている」