「南部路100キロ満喫を」18日、3年ぶり100キロマラソン開催 元国体選手の与那原町長が語る魅力とは


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3年ぶりの開催に喜ぶ、第5回沖縄100Kウルトラマラソン実行委員長の照屋勉与那原町長=13日、与那原町役場

 【南部】与那原町、南城市、八重瀬町、糸満市の冬の南部路を駆け抜ける第5回沖縄100Kウルトラマラソン(同実行委員会主催、琉球新報社共催)が18日、与那原町東浜の与那古浜公園を主な発着点に開催される。3年ぶりとなる同大会の魅力などについて、実行委員長の照屋勉町長に聞いた。

 ―3年ぶりの開催だ。

 「第5回という節目の大会だ。本来なら2020年に節目を迎えるはずだったが、コロナ禍の影響で延期となった。参加者は、40都道府県から837人がエントリーしてくれた。実行委員長として大会を大いに盛り上げていきたい」

 ―100Kウルトラマラソンの魅力は何か。

 「参加するランナーの皆さんは、さまざまな思いを込めて100キロに挑戦している。スタート時の力強い目とゴールした時の達成感あふれる表情、笑顔と涙は、見ている自分たちも感動と勇気をもらう」

 ―照屋町長は200メートル走の元県記録保持者で、国体の出場経験がある。

 「現役時代、自分は短距離しか走らなかった。100キロマラソンに挑戦するランナーの皆さんは、自分から見れば鉄人で、諦めず走り抜く姿は毎回驚きを感じる」

 ―マラソンコースの魅力は。

 「沖縄でしか見ることのできない自然あふれる景色が魅力だ。東海岸の海沿いを走るコースなので、当日晴れていれば、美しい日の出と、海に浮かぶ久高島を見ることができる。給水ポイントには4市町の特産品があり、沿道では地域の方が応援してくれる。地元の方たちと会話をしながら走ってほしい」

 ―糸満市からスタートする50キロコースと22.5キロの「ニライカナイラン&ウォーク」の部もある。

 「100キロに挑戦するランナーの応援で駆け付けた方たちにもコースを堪能してほしいと、両コースを設けている。どのコースも景色が楽しめる」

 ―大会に挑むランナーたちにエールを。

 「南部路の景色を堪能しながら、楽しく走ってもらえたらと思う。ゴール地点の与那古浜公園では夕方、琉球民謡も楽しめる。ゴールを目指して頑張ってほしい」
 (聞き手 金城実倫)