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日本漢字能力検定協会は12日、今年の漢字を「戦」と発表しました。
北京冬季五輪やサッカーW杯の熱「戦」・挑「戦」と合わせて、ロシアがウクライナを侵攻した「戦」争を連想してのことでしょう。
遠い国で戦争が起きたことで原油価格が上がり、それに連動してさまざまな商品価格が上がるなどお金に関する不安も広がりました。
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2月に始まったウクライナ侵攻では、リアルな様子がSNSや動画投稿サイトにアップされ、見てショックを受けた人もいたのではないでしょうか【※1】。
さらに、戦争で世界の評判を下げないため有利な情報を発信する「プロパガンダ」もSNSを通じて行われました。
プロパガンダが成功してしまうと、世界中で戦争することが正当化されるため、争いが広がり、長期化していきます。
※1 ショックを受けた人もいるのではないでしょうか … 関連記事「SNSとの適切な距離感」
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10月には、アメリカの実業家イーロン・マスク氏がTwitterを買収【※2】しました。マスク氏は「Twitterに言論の自由を取り戻す」と改革しています。
あおって暴力行為を発生させたとして永久凍結していたドナルド・トランプ前アメリカ大統領のアカウントも復活させました。言論の自由は私たちのとても大切な権利です。
しかし、差別やプロパガンダ、暴力をあおる言葉がOKとなって広がると、結局は自由にものが言えない社会にならないでしょうか。
SNSサービスは多くの課題を抱えたまま、2023年へと向かっています。私たちもその使い方や発信する言葉を、しっかりと考えなければなりません。
※2 Twitterを買収 … 関連記事「変わるTwitter」
【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 1987年、沖縄市出身。お笑い芸人・携帯電話ショップ勤務の経験を生かし、スマホ・ネット活用の方法を楽しく、わかりやすく伝える。2020年、本連載をまとめた著書「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」を出版
twitter:https://twitter.com/mobileprince_PR/