心に残る演奏を人々に 琉球交響楽団と西原高マーチングバンド部に宮良長包音楽賞・特別賞


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宮良長包音楽賞を受賞した(右から)琉球交響楽団の高江洲貴美恵事務局長、岩崎セツ子理事長、宮良美香団員、同特別賞を受賞した西原高校マーチングバンド部の富田亮顧問、仲地宗喜副部長、屋良和佳菜部長=19日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(小川昌宏撮影)

 第19回宮良長包音楽賞(琉球新報社主催)の贈呈式が19日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで催された。宮良長包音楽賞には琉球交響楽団、同特別賞は西原高校マーチングバンド部に贈られた。琉球新報社の普久原均社長が表彰状と記念品、副賞として宮良長包の出身地・石垣市の中山義隆市長がミンサー織の織物を贈った。
 
 琉球交響楽団の高江洲貴美恵事務局長(50)は「子どもたちのきらきらした瞳、皆さんの音楽を聞き感動する姿に励まされ、音楽の力で人々を元気にしていきたい」と喜びを語った。西原高校マーチングバンド部の屋良和佳菜部長(18)は「心に残る音楽、感動あるマーチングをモットーに、勇気と希望を与えられる演奏ができるよう日々の練習に励んでいく」と意気込んだ。

 森山政和選考委員長は(県音楽教育研究会顧問)は「宮良長包は常に音楽を、郷土を、教え子を愛し、夢を与え、人々の心に音楽の花を咲かせ続けた。(両団体は)このような長包の精神を継承し、実践している」と選評を語った。 (藤村謙吾)