「サンターアンダギー」で南国のクリスマス! ホテルゆがふいんと名桜大生らが開発、限定発売


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「サンターアンダギー」(前田産業ホテルズ提供)

 【名護】前田産業ホテルズ(名護市、前田裕子社長)が運営する名護市宮里のホテルゆがふいんおきなわ(石井昭夫総支配人)と、名桜大学国際群観光産業専攻の東恩納ゼミが、クリスマス用揚げ菓子「サンターアンダギー」(1袋270円)を共同開発した。クリスマス仕様にアレンジした商品の開発に携わった同ゼミの坂本恭圭さん(21)と吉岡和さん(20)は「南の島、沖縄のクリスマスを彩るお菓子になれば」とPRした。

 21~25日にホテルゆがふいんおきなわや名桜大学の売店、23~25日に本部町のホテルマハイナウェルネスリゾートオキナワのラウンジの3カ所で計50袋限定販売する。

共同開発した「サンターアンダギー」をPRする(左から)名桜大学東恩納ゼミの吉岡和さん、坂本恭圭さん、前田産業ホテルズの福澤香さん=16日、名護市の琉球新報北部支社

 県産のシークヮーサーやフーチバー、黒糖、紅芋などを使用し、クリスマスをイメージした赤や緑、白のアンダギーを試行錯誤して完成させた。

 原料に、オリオンビール工場でビールを仕込む際に発生する麦芽粕を再利用したことで栄養価が高くなっている。麦芽粕は名護こども食堂から仕入れており、子どもの貧困問題を支援する目的もあるという。

 前田産業ホテルズ地域連携推進室の福澤香次長は「女性や子どもにも食べやすいサイズになっている」と話した。

 9月ごろから原案の検討を始めたという坂本さんは「県産品ではないが赤いアンダギーを作るためラズベリーを使用した」と工夫した点を説明。吉岡さんは「シークヮーサーを使ったアンダギーは甘みの中に酸味があっておいしい」と一推しのアンダギーをアピールした。
 (松堂秀樹)