玉城デニー沖縄県知事は20日、国連事務次長の中満(なかみつ)泉さんと県庁で面談し、ジェンダーの課題や多様性の大切さについて意見を交わした。
中満さんは「性別や年齢、人種や宗教など多様な背景がある人たちは多様な視点を持っている。多様な視点から新しい解決方法が見つかる。多様性はプラスになることであって恐れることではない」と話した。
沖縄の日本復帰50年についても触れ、「社会変革の重要な節目には必ず女性の声があった。復帰50年を迎えた沖縄にも連帯し声を上げた女性たちの活躍があっただろう」と述べた。
玉城知事は「ジェンダーの視点で社会を見ることでさまざまな気付きがある。ジェンダー平等を社会で実践することが大切だ」と語った。
(赤嶺玲子)