ボウリングの第29回全国高校対抗選手権最終日は25日、三重県津グランドボウルで決勝トーナメントが行われ、男女の首里東は1回戦で敗れた。8チームによる1ゲームマッチで競った。
女子の宮國愛奈・砂川舞佳は木曽川(愛知)に敗れて5位、男子の座波政斗・宮城快仁は日体大荏原(東京)に敗れ、7位入賞だった。5~8位は1回戦敗退チームの得点順で決まった。
スペア積めず敗れる 女子
予選8位で勝ち上がった首里東の宮國愛奈(2年)と砂川舞佳(1年)ペア。決勝トーナメントは得点順で5位に輝いた。
宮國は「予選では、必要な場面できちんとストライクを決めることができた。こちらが調子を落とした時は、舞佳がスコアを伸ばして互いに補うことができた」といい、集中力とチームワークがさえた。
この日はスペアを積み重ねることができずに敗退。砂川は「(離れた場所にピンが残る)スプリットが出て、ピンを倒せなかった。相手のミスを待つ状況が続いてしまった」と不利な状況に追い込まれ、形勢逆転はかなわなかった。
砂川は「チーム戦は接戦が多く、スペアをきちんと取っていくことの大切さが分かった」、宮國は「ボールを投げるまでのアプローチの安定性が課題になった」とさらなる成長に向けて技術を磨く。
(大城三太)
予選1位 重圧に散る 男子
男子決勝トーナメント1回戦、首里東の座波政斗(2年)は「相手チームは出だしから中盤にかけてストライクを並べてきて、プレッシャーを感じてしまった」と雰囲気にのまれた。「こちらがストライクを取り始めた時にはすでに遅く、点差をつけられた」と出遅れが響いた。
一人9ゲームの計18ゲームで争った予選を1位通過。上位進出の期待がかかっていただけに悔しい結果となった。
宮城快仁(1年)は「決勝ではピンを崩すラインをつかんでいたが、前半はなかなか思う通りにいかなかった。後半でストライクを奪ったが遅かった」と声を絞った。「予選は座波先輩に助けられた。来年は優勝してこの悔しさを晴らしたい」とリベンジを誓う。座波は「去年も1回戦負け。来年はこの壁を乗り越えたい」と力を込めた。
(大城三太)
【男子】
▽決勝トーナメント1回戦
日体大荏原(東京) 489―401 首里東
【女子】
▽決勝トーナメント1回戦
木曽川(愛知) 475―415 首里東