西原、全国初勝利目指す 全国高校サッカー、あす日大藤沢と初戦


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 第101回全国高校サッカー選手権は28日、東京・国立競技場で開幕する。2年連続5度目の出場となる県代表の西原は、1回戦で日大藤沢(神奈川)と対戦する。試合は29日午後0時5分から神奈川県の等々力陸上競技場で行う。過去4度とも初戦で敗れており、全国初勝利を目指す。

2年連続5度目の出場で初戦突破を目指す西原=22日、西原高校

 西原は2年連続の出場で今年も神奈川代表とぶつかる。昨年は桐光学園に0―1で惜敗。ただ、内容的には圧倒的に攻められる展開が続き、GKの好セーブなどで最少失点に抑えた形だ。苦い経験を生かし、初勝利を狙う。

 昨年も出場したDF平良琉葵(りゅうき)は「やりたいことを何もさせてもらえなかった。その思いを抱え、1年間やってきた。守備で耐えた後のカウンターが狙い目。数少ないチャンスを決められるかが大事」と力を込める。

 玉城真哉監督は日大藤沢について「両サイドの攻めが速く、縦に強い」と分析する。J1清水エスパレスに入団が決まっている198センチのFW森重陽介は要注意だ。守備の要となるDF上田ゆん主将は「西原らしい、ハイプレスや粘り強さを発揮したい」と気合十分だ。プレスの質、連動性も勝負を決める要素になりそうだ。昨年はプレスをかけにいっても選手間をパスで通され、意のままにつながれた。攻めでは上田のロングスローも武器になる。

 県大会で8得点の比嘉琥生(こうせい)がスピードを生かしたプレーで得点を狙う。「クロスからゴールを決めるのも得意。得点でチームを勝利へ導きたい」と闘志を燃やした。
 (大城三太)