ノーベル賞受賞・ペーボ氏が21日に沖縄で講演 受賞後、日本で初 那覇・琉球新報ホール


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スバンテ・ペーボ客員教授

 2022年のノーベル生理学・医学賞を受賞した沖縄科学技術大学院大学(OIST)のスバンテ・ペーボ客員教授=写真=が受賞後、国内初の講演会(県、OIST共催)を21日午後6時半から那覇市泉崎の琉球新報ホールで開催する。講演会では、現生人類が6万~7万年前に誕生地のアフリカから近東に拡散した際、ネアンデルタール人やデニソワ人と遭遇したことにより、どう影響を受けたかをゲノム解析から解き明かす。参加申し込みは昨年末でいったん終了したが、10日午前10時からネットで再度受け付ける。先着順、参加無料。

 ペーボ氏は22年12月に「絶滅したヒト科のゲノムと人類の進化に関する発見」でノーベル賞を受賞。20年からOISTの客員教授に就任したほか、独マックス・プランク進化人類学研究所の所長も務める。

 申し込みはOISTのHPから。