バスケ男子、沖縄ゼネラルが九州初V 女子・すこやか薬局は3位 全日本選手権ブロック予選


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県勢で初の優勝に輝いた沖縄ゼネラルグループ(提供)

 バスケットボールの第5回全日本選手権大会九州ブロック予選鹿児島大会は7、8の両日、鹿児島県サンアリーナせんだいで行われ、沖縄代表は男子の沖縄ゼネラルグループが決勝に進み、エネステージ熊本に62―61で競り勝ち、県勢初優勝を飾った。Bulletsは初戦敗退だった。女子のすこやか薬局は3位に輝いた。沖縄ゼネラルグループは全日本選手権大会(2月・福井県)に出場する。

 1ゴール差をせめぎ合う接戦を勝ち上がった沖縄ゼネラルグループが、初の栄冠に輝いた。県勢としても初優勝という快挙。仕事の都合などで主力が急きょ欠けるなど8人しかそろわない中で、一戦一戦チーム一丸で勝利を重ねた。主将の宮平弥(わたる)は「みんな本当に頑張ってくれた。チームワークで勝てた」と感無量だった。

 福岡1位の相手に、ヤマ場の準々決勝で勝てたことが大きかった。人数が少ない中で選手起用もはまり、ベンチスタートの島尻恵汰が68―70から、試合終了まで残り7秒で逆転の3点弾を沈めて逆転劇につなげた。さらにフリースローで追加点を挙げ、振り切った。決勝は第4クオーターに逆転されてから再びリードを奪い、守り抜いた。

 決勝進出で目標だった全日本の切符をつかみ、最後は全員が粘りを見せて競り合いを制した。島尻は「全日本でも流れを変える役割を意識して、まずは勝利できるよう一丸で戦いたい」と意気込みを語った。天皇杯2次ラウンドまで勝ち上がった経験値が生きたという宮平も「8強入りまで頑張りたい」と目標を定めた。
 (謝花史哲)


 【男子】
▽1回戦 長崎教員ク100―79Bullets、沖縄ゼネラルグループ93―75都城ク(宮崎)
▽準々決勝
沖縄ゼネラルグループ 73―70 福太郎めんべい(福岡)
▽準決勝
沖縄ゼネラルグループ 72―48 SPOTTYCROWS(佐賀)
▽決勝
沖縄ゼネラルグループ 62―61 エネステージ熊本

 【女子】
▽1回戦 ひらまつ病院(佐賀)103―33南風原石油、すこやか薬局 不戦勝 中津協会ク(大分)、OMガス石油SS113―39IKUEITAS(鹿児島)
▽準々決勝
すこやか薬局 71―64 福太郎めんべい(福岡)
OMガス石油SS 77―76 Gluck(福岡)
▽準決勝
ひらまつ病院 76―69 すこやか薬局
ストレッチ(長崎) 不戦勝 OMガス石油SS
▽3位決定戦
すこやか薬局 不戦勝 OMガス石油SS