那覇空港に着陸の軽飛行機がプロペラ損傷、滑走路に接触か 国交省が「重大インシデント」認定


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
那覇空港(資料写真)

 11日午前、那覇空港に着陸した軽飛行機のプロペラが損傷していたことが分かり、国土交通省は滑走路面に接触したとみて、事故につながりかねない重大インシデントと認定した。けが人はなかった。那覇空港事務所によると7便に最大12分の遅れなどの影響が出た。運輸安全委員会は航空事故調査官2人を指名した。

 国交省や運航会社の岡山航空(岡山市)によると、午前8時過ぎに4人が搭乗し、ジュゴンの調査のため那覇空港を離陸。調査を終えて午前11時ごろ、同空港に着陸しようとしたが、滑走路に接地した際に機体が不安定だったためやり直し、約15分後に着陸した。その後の点検でプロペラの先端部分が曲がっていることが分かった。