駅伝・男子、狙うは県勢最高順位 箱根好走の上原(国学院大)も参加 全国都道府県対抗 22日スタート


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県勢のタイム、順位更新を狙う男子=7日、糸満市の西崎陸上競技場

 中学生から社会人までがたすきをつなぐ駅伝の全国都道府県対抗競走大会は、女子(9区間42.195キロ)が15日に京都府で、男子(7区間48キロ)が22日に広島県で開催される。沖縄県代表は女子が昨年47位、男子は新型コロナウイルスの影響で2大会中止となっており、3年前の2020年は47位だった。男女とも最下位脱出を目指す。女子は力のある高校生を中心に勢いに乗れるかが鍵になる。3年ぶりの開催となる男子は記録更新を狙う。 (大城三太)

 男子代表チームの過去最高は2時間25分14秒の35位。実力者をそろえ、タイム、順位で県勢過去最高を狙う。箱根駅伝でいかんなく実力を発揮した国学院大1年の上原琉翔が県内長距離界のモチベーションを上げる活躍を見せ、代表チームを活性化させている。「なかなか沖縄に帰ってくることはできないが、(先輩や後輩たち)と一緒に走ることができる。まずは、自分がしっかり結果を残したい。何かの経験を伝えることができればいい」と全体の底上げも狙う。

 上原と同じ国学院の嘉数純平、北山高の後輩である前原颯斗、湧川辰哉、具志堅源竜郎らチーム北山が代表チームの力強いエンジンになっている。

 実業団の大城義己(沖縄工高―亜大出―トヨタ自動車九州)も、ふるさと選手として沖縄を背負って出場する。

 男子は高校生が1、4、5区、中学生が2、6区、社会人・大学生が3、7区を走ることが決められており、同世代での勝負となる。與那嶺芳和コーチは「高校生も力があるので1区は中位集団につけ、2区の中学生で流れに乗りたい。大学、社会人も期待できる」と上昇気流でひたすら上を目指す。