甘いタンカン食卓へ 出荷作業が本格化 沖縄・名護


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
出荷が始まったタンカンを確認する作業員=13日、名護市のJAおきなわ北部地区営農振興センターみかん選果場

 【北部】タンカンの出荷が本格化し、JAおきなわが13日、沖縄県名護市伊差川のJAおきなわ北部地区営農振興センターで作業を公開した。今期(2022年度)は実が多い「表年」に当たることから、昨年の約1・7倍となる370トンの出荷を計画している。

 年明け以降、気候に恵まれ、小ぶりの傾向だが色付きがよく、味は甘さと酸味のバランスが取れているという。県内を中心に県外にも配送予定で、まとまった出荷が初めてとなった13日には県内量販店や市場向けに16トンを出した。

 かごいっぱいに集まったオレンジ色の果実が選果場に届き、作業員の品質確認を経て、箱に積まれていった。

(増田健太)