高校ソフトテニス 男子は那覇西の細川・辺土名組が優勝 サーブが安定し優位に


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 ソフトテニスの第28回全沖縄高校選手権大会は14日、県総合運動公園庭球場で行われ、男子決勝は細川大峨・辺土名勇鷹(那覇西)が4―0で宮平愛悠・新里海月(知念)にストレート勝ちを収めて頂点に立った。


 

男子決勝 得点を決め喜ぶ那覇西の(左から)辺土名勇鷹・細川大峨=14日、県総合運動公園庭球場(謝花史哲撮影)

 男子は那覇西の1年生ペア、細川大峨・辺土名勇鷹組が頂点に立った。決勝は安定したサーブ力で1ゲームも落とさず勝利した。後衛の細川は「強化してきた力を出せた」とサーブでラリーを優位に運び、前衛の辺土名も応えて要所でボレーを決め切った。

 サーブ権が相手に移ってからは、失敗すると「ダブルフォールト」で失点につながる第2サーブに狙いを定めた。相手が第1サーブに苦しむ中、第2サーブのコースを読んで強打をたたき込み、得点を重ねて流れを呼び込んだ。熱心に朝練にも打ち込んできた細川は「確率、コース、スピードと順を追って強化してきた」とサービスエースも決める納得の内容だった。

 第4ゲームは5回以上もジュースを続ける接戦にもつれたが、粘り負けず最後は連続得点で振り切った。

 夏からペアを組み公式戦では初優勝。辺土名は「今までやってきたことが勝利につながってうれしい」と素直に喜んだ。

 先輩と組んで昨年8月の全国総体を経験した細川は「家族やコーチ、仲間に感謝し次のステップへと上がっていきたい」とさらなる成長を誓った。

(謝花史哲)