【動画あり】島豆腐のマーボー豆腐が一番人気 琉球チャイニーズ炒炒(チャオチャオ、北谷町)<うちなー味まーい>71


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舌のしびれを誘う山椒の味と島豆腐、軟骨ソーキなどが深い味わいを楽しませる「琉球麻豆腐」

 東京の高級中華料理店や香港などで修行を積んだ料理人が、沖縄の料理や食材を生かした中華料理を生み出しているのが、北谷町北谷の「琉球Chinese 炒炒(チャオチャオ)」だ。オーナーは北谷町出身の仲元亮清さん(34)。北谷町桑江の老舗中華弁当店「チャオチャオ弁当」を営む仲元清さんの息子。幼少期から店を手伝い、物心ついた時にはエビの皮むきをしていた。「中華一筋人生」を歩んできた。

 大阪の辻調理師専門学校を卒業し、東京六本木の高級中華料理店「SILIN火龍園(ファンロンエン)」で4年、香港など海外で3年の修行を経て、30歳で帰郷し、地元北谷に店を構えた。

 得意の広東料理を中心に多彩なメニューが並ぶ。一番人気は沖縄食材である島豆腐を使った2種のマーボー豆腐。中でも通常のマーボー豆腐(税込み1100円)の中に、甘く煮込んだ軟骨ソーキをたっぷり入れた「琉球麻豆腐」(税込み1400円)は、舌のしびれを誘う「麻(マー)」の刺激と同時に、軟骨ソーキのこくと甘みが口の中で合わさる逸品。辛さでしびれた舌を癒やすデザートとして「沖縄黒糖蜜かけ杏仁豆腐」(税込み440円)も人気だ。六本木の師匠直伝の、大エビのエビマヨウニソース添え(税込み385円)も注文が多い。

 仲元さんは「油で炒めた後にお湯でボイルし、毎日食べられるようなあっさりした風味に仕上げる調理法が広東料理の特徴。一手間に自信がある」と紹介した。ランチは人気のマーボー豆腐や担々麺のセットが税込み1100円から食べられる。

 ランチは午前11時半から午後2時半。ディナーが午後6時から10時。火曜定休、月曜はランチのみ営業。北谷町北谷2の15の1。電話098(989)7772。

(島袋良太)

琉球チャイニーズ炒炒の仲元亮清オーナー(左)と高江洲公人店長=北谷町の同店

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