ミサイル想定の避難訓練の有効性は 反対する会が那覇市に質問書


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那覇市の職員に質問書を渡す長堂登志子さん(左)=16日、那覇市役所

 21日に那覇市で実施される弾道ミサイル飛来を想定した住民避難訓練について、市民グループ「那覇市の国民保護訓練に反対する会」のメンバーが16日、市役所を訪れ、訓練の有効性などを問う質問書を提出した。18日に質問への回答を求めている。

 同会は10日に発足した。中心となっている長堂登志子さんは「ミサイルは訓練で防げるものではない。有事への懸念を前面に出すより、有事が起こらないような沖縄をつくっていくべきではないか」と話した。

 市内に住む永瀬園子さんも16日、訓練の詳細を尋ねる質問書を個人で提出した。

 同会は17日から20日まで市役所前で、21日に避難訓練会場のなは市民協働プラザ前で抗議行動を予定している。17日は午後5時15分から行う。
 (伊佐尚記)